神代木とは！

今からおよそ数百年から数千年前、噴火や大きな地崩れなどにより地中に埋没した樹です。

粘土質の土中が多く、空気と遮断され、又、腐敗菌等のすめない環境のところだったと思われます。

普通倒木された樹は虫、バクテリア、腐敗菌などにより土に返ってしまいます。

神代木といわれるものは、そのままの形状（倒れたときの状態）で出土します。又、通常の木材と違うのが、色合いです。

長い間に地中の成分が浸透し独特の色合いを呈します。落ち着いた深みのある色です。

又、数千年前の木が有ったりするので樹齢も今ではなかなか見られない数百年から数千年の木もあります。

私の持っている木でも、欅で数百年、杉では千年単位のものがあります。

しかし、自然災害により生まれたものなので残存数も少なく、まして無傷のものは希少価値です。

ほとんどは建築の床周りや茶道具などに使われます。

自分の手に入ったのはラッキーだと思います。

種類は、神代杉、神代欅、神代桂、神代タモなどがあります。